社会に適応しづらいパーソナリティ障害|クリニック受診で問題解消!

不安定さが顕著なB群

2人の女性

統合失調症に近い言動を現すA群とは違い、B群は自分の感情が不安定となる事が多いのが特徴です。反社会性パーソナリティ障害や境界性パーソナリティ障害、演技性パーソナリティ障害と自己愛性パーソナリティ障害の四つがこのB群にカテゴライズされます。反社会性パーソナリティ障害とは、自分の利益や欲求に対して非常にストレートな反応を示すことが有名です。通常の人であれば、自分が利益を得る方法を模索する場合、他人への影響を避けて行うようにするなど良心と呼べるものが作用し行動指針を決めるものです。ところが反社会性パーソナリティ障害となると、相手の迷惑や影響を考えずに行動を起こしてしまいます。誰もが持っている良心を持ちあわせていないので、他者を傷つける犯罪行為や他人を陥れ、社会的に苦境に立たせるなどの行為を平然と行うことができるのです。反社会性パーソナリティ障害となると他者への情が薄いので、相手との関係性を持つ事を必要とはしません。自分の利益となると考えた場合に他者へ好意的に接し、必要なくなった場合や自分に不利益を被らせると判断した場合、たとえ恋人であっても容赦なく裏切ることが多くあります。人から恨まれることが多く、さらにほとんど衝動的に犯罪行為へと手を染めてしまうこともあります。そのため自分自身を自制し、衝動的な行動や相手との関係性を保つことの重要性を常に考えながら、行動しなければならないのです。

境界性パーソナリティ障害は、反社会性パーソナリティ障害と同じく衝動的な行動が多いのが特徴です。反社会性パーソナリティ障害との違いはきちんと良心に基づいた行動を取れる点にあり、相手を無意識に傷つけるといった行動は起こしにくいのです。しかし、常に精神面での不安定さが言動に目立つため、関わる相手の心身に多大な負担を掛けやすいので、注意が必要となります。感情の移り変わりが激しく、相手からのちょっとした親切で相手へ多大な好意を寄せることや、逆に相手がそっけない態度を見せた瞬間、自分を裏切ったとして激しく相手を批判するなど極端な言動を多く行います。衝動性の強さから、たびたび周囲との関係性の持ちづらさから自虐的な考えに至り、リストカットなどの行動を起こしやすい事も有名なのです。若い女性に多くこうした傾向が現れ、女性ホルモンの影響からこうした境界性パーソナリティ障害が表れやすいと考えられています。

演技性パーソナリティ障害は、大げさな言動や目立つ傾向にあります。誰しも他人との会話を行う際、話を盛り上げるためについつい話の一部を誇張し、面白おかしく表現したという経験はあるでしょう。演技性パーソナリティ障害の場合、行う話があまりにも現実とかけ離れていることがあるので、周囲の人から嘘つきであるとして愛想をつかされることが多くあるのです。身振り手振りが大げさであり、話の多くが自分を過大に評価したものとなっているので、真面目な話を行っている場合など、相手から不信感や不快感を覚えられることが多いのです。演技性パーソナリティ障害を持つ本人は、周りの人と仲良くなりたい、または自分を認めてもらいたいとする感情が強いため、誇張が過ぎた話や嘘を付くことに対して強い負担を感じる事もあります。どうしてもこうした行動がやめられないといった場合は、速やかに専門のメンタルクリニックへ受診する必要があります。

自己愛性パーソナリティ障害は、自分に対して誇大な自己像を抱いているのが特徴です。常に人格や性格、立場などで誰よりも優れている自分を信じて疑わず、誰に対しても尊大に振る舞う傾向にあります。通常のナルシストとの違いは、他者からのネガティブな意見に非常に敏感であり、少しでも注意を受けた場合、攻撃的な言動を行う点にあるでしょう。自己愛が強いナルシストとは異なり、自分が妄想している魅力的な自分を信じ続けているので、少しでも周りの人が自分の思い描く反応からずれた評価を行った場合、精神的にひどく落ち込む事や、逆に相手を激しく罵るなどの行動に出ることが多いのです。常に相手から高い評価を求め続けるので、学校や職場など集団の中では嫌われやすく、マイナスの評価を受け続けることでうつ病などにも罹りやすいので、注意が必要となるでしょう。